筋膜は第2の骨格とも言われ、筋肉の筋線維1本1本にまで入り込みます。
また、全身の筋肉や神経、内臓、関節を覆う、とても薄い膜です。

筋膜には痛みを感じるセンサーが筋肉の10倍ほど多いと言われており、筋膜が硬くなることによって体の痛みを感じやすくなるという特徴があります。
筋膜がなぜ硬くなるか?
ヒアルロン酸が影響しています。
筋膜を挟んで、皮膚や筋肉との間はヒアルロン酸で満たされ、それが滑って臓器間の摩擦をなくし、全身の筋肉運動を滑らかにしています。
骨折などの怪我や手術、身体の使いすぎ、運動不足(不動)、あるいは喘息など呼吸器系の使いすぎによって、糖尿病や肝障害、腎障害で血液が酸性になることによって、ヒアルロン酸が集まり水分が減って粘りが出ると、筋膜が捩れて滑らなくなります。これが高密度化という現象で、疼痛などをもたらす原因となります。
例えば腰に痛みが出た場合、腰だけが悪いわけではなく、全身が関係している可能性が考えられます。
痛い場所だけにアプローチするのではなく、痛みの原因となっている筋膜の硬さを見つけ施術していくことが大切になります。
筋膜の深さに合わせて筋膜を押し滑らせることで、筋膜の滑りを良くし、痛みのセンサーの正常化を図ります。結果、症状が改善します。
当院の筋膜調整はこのようなことを行います。